山本一郎さんの力をもってしても素人ブログはほとんど読まれないことを実感した話

オレがオレにオンデマンド、オレがオレにオンデマンドって呟きながらブログを書いている錆田鉄男です。

ブログを書き始めてひと月経った。エントリー数はこれを入れて28本となり、まあまあのペースを保っている。とは言っても当初の毎日更新していた勢いもここ二週間は衰えを見せ、中二日空く日も出てきた。二人でやってなかったら、エントリー数も更新頻度も半分であっただろうし、最悪飽きて三日坊主で終わっていた可能性も高い。早くもブログを複数人で更新することのメリットを実感している。

普段、一日平均閲覧数10人前後である当ブログであるが、二度ほど、この数値が跳ね上がった日があった。

跳ね上がった週のブログ統計情報

きっかけはアニメ作家の山本寛さんが破産したニュースをツイートしていた山本一郎さんのリプライ欄で、僕が他のユーザーと騒いでいたことにある。そのやり取りを面白く思ってくれたのだろう山本一郎さんが、僕のツイッターのプロフィール欄にあったブログに目を留めてくれたようで、感想をツイートしてくださった。

一応、ツイッターのモーメント機能を使ってその一連の流れを素敵な思い出として記録しておいたのだが、山本一郎さんのアカウントは凍結されてしまったため、山本さんの発言が消えてしまっている。momentの語が表すとおり「今」しか語りえないツイッターの歯がゆさを実感した。ツイッターでみんながあほみたいにスクリーンショットを掲示している意味もよく分かった。ツイッターの記録の作法は「スクリーンショット」なのだ。大切な思い出や人の悪事の証拠はスクショしないといけない。

話を戻そう。山本さんのツイートで言及されたエントリーの閲覧数が一気に800近くに達した。これは一日のアクセス数が20未満(しかも半分は自分)という日常からしたら驚くべき体験だ。これがアルファツイッタラーの威力か、と実感した。

山本さんは日を空けて、別のエントリーについてツイートして下さったようだったが、そのツイートを僕が目にする前に、ツイッターのアカウントが凍結されてしまった。当時、「パンプス靴擦れ論争」みたいのがツイッター上で起こっていてそれが原因と推察する。

パンプスだかハイヒールを履いて靴擦れをして血が出ている女性の写真がバズっていた。それを見て義憤に駆られた人たちがおり、「女にパンプスを強制する男社会が悪い」というジェンダー論争に発展してしまった。その論争中「男も靴擦れする。革靴が嫌いな男もいる。足に合わない靴を履くと靴擦れする。靴擦れしない靴を履けばいいじゃない。この馬deerが」と素直な意見をツイートしたため、どうやら、反感をもった人たちに報復されたのではないかと思う。

話を戻そう。このグラフからは多くのことが分かる。まずは著名人のツイートの威力。何万人もフォロワーを抱えていると無名のブログにもそのフォロワーの百分の一くらいは誘導できる。次に、著名人のツイートでも効力は24時間程度。上のグラフから一度目の波は余波があるが、二度目の波はアカウント凍結のため余波がないことも見て取れる。

そして最後に、アルファツイッタラーがつれてきてくれた折角のお客さんもファンになってくれるのは1%未満。別段目新しく面白い内容でもない限り、そんなものだ。ブログにコメントをくれた人は山本さんを除けばゼロ。ツイッターで感想をくれた人は一人。だからこそ、だからこそ、一円の得にもならないのに読んでくれる人は有難い、と実感した。売れない時代を経験したアイドルが「ファンのみんなー、ありがとー」と言っているのは、ビジネストークであるばかりでなく、実感がこもっているのだろうな、と今なら信じられる。

ここまで読み終えた人に感謝します。

3月のブログ統計情報
ふたたび凪の時代が来たことが見て取れます

山本一郎さんのツイッター復帰を心より願っております。

コメント

  1. そもそもPV取る気もないしね。数字に一喜一憂しながら書くのはしんどいよ。発掘された恐竜の化石も化石になりたくて生きてたわけじゃないだろうと永遠に取り出されないタイムカプセルでも良いじゃん

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    1. この数字だって「ページを開いた人の数」であって読んだ人の数じゃないからね。あとツイッターは化石作りに向かないことが分かったよ。スクショとっとけば良かった。

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