軍曹殿との思い出

鉄っちゃんが山本一郎さんに取り上げていただいて出世街道を進むなかぼくは日陰ライフを満喫する予定です。こんにちは。日陰です。

今日は少し思い出話をしたいと思います。

タイトルにもある通り軍曹殿との思い出です。

ぼくが、小中学生時代よくつるんでいた幼馴染がいました。

仮にタカシくんとしておきましょう。

彼とは家が近かったので夏休みなんかは彼の家にほぼ入り浸っておりました。なんせ孫に甘いお爺ちゃんお婆ちゃんがいるので最新のゲームが揃ってたんですよ。

ぼくの家はやたらとゲームを毛嫌いする両親がいたかは買ってはもらえないし、お小遣いを貯めて買ったとしても当時都市伝説的に流行したゲームは1日1時間ルールに縛られてしまっていました。長時間、しかも最新のゲームをやろうと思ったらタカシくんの家に行かないといけないわけですね。

しかしお婆ちゃんにはひとつ欠点があって兎に角癇癪持ちなのです。しかもキレると何するかわからない人で何度か血だらけになったタカシくんを見かけたことがあります。

その日も夏の暑い日でした。タカシくんの家に行ったらタカシくんとお婆ちゃんが喧嘩をしていました。内容はよく分からないけど激昂したお婆ちゃんは昼食に買っておいた吉牛を窓から砲丸投げのスタイルで放り投げたのです。

喚き散らすお婆ちゃんと窓の外で無残に散らばった吉牛を無視してタカシくんの部屋に篭り夕方までゲームをしていました。

夕方になりゲームにも飽きてきました。2人でダラダラ駄弁っているとあの吉牛の話になりました。誰も片付けていないから散らばったままのはずです。ふたりで見に行こうということになりました。

外に出てお婆ちゃんが放り投げた窓の外あたりを見ると散らばった吉牛に真っ黒い何かが何体も群がっているではないですか。

そうです。Gの皆さんのホームパーティ会場となっていたのです。

ぼくとタカシくんは相談の上、ファミリーGを


焼き討ちにすることにしました!


家からありったけの花火を用意して一斉に火炎放射しました。

焼かれる牛肉とG肉の香ばしい匂いが立ち込めて普通の人なら吐き気を催すことでしょう。我々はゲラゲラ笑いながら香ばしい匂いを吸い込んでいました。

逃げ惑うGの皆さんを残らず焼き殺していきました。

最後の1匹は我々から遠くにポジションを取っていたのが幸いして花火に当てられずに済みました。

全速力で逃げるG、花火片手に追いかける我々。

その瞬間、凄いスピードでGに迫る謎の影。

軍曹殿ことアシダカグモさんでした。

軍曹殿は最後のGを捕まえてバリバリお食事を始められました。


戦友となった我々は軍曹殿に敬礼することしかでしません。

軍曹殿の捕食シーンを生で見られた話でした。


コメント

  1. アシダカグモ軍曹とハエトリグモ伍長には僕も敬意を払ってるよ。
    捕食タグのついた動画いいよね。
    ペリカンが鳩を丸呑みする動画好き。

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